平成19年7月30日(月)

「美しい音楽とともに、手間ひまかけた食べ物をゆっくり楽しんでほしい」。
そんな想いから生まれたスローなる夕べ。
第十六回は、クラシック・ナイトと称し、弦楽四重奏をお楽しみいただきました。チェロ奏者の久井誠子さんに、第一バイオリンの加来洋子さん、第二バイオリンの藤松敦仁さん、ヴィオラの森下香蘭さんの四名でした。
今回は、お天気も良く、屋外での演奏会となりました。山々から聞こえる虫の音や、小川のせせらぎをバックミュージックに四重奏がスタート。はじめは青空が見えていましたが、少しずつ夜が訪れると、次第にロマンティックな雰囲気に。闇にしっとりとにじむような弦楽器の美しいメロディにお客様も酔いしれていました。
音楽の後のお食事は、テーブル席でじっくりと味わっていただきました。根菜スープ、十穀米などの定番に加え、今が旬の野菜を使った「ズッキーニのキッシュ」「無花果の揚げ出し」など、季節の味を存分に堪能していただきました。
お食事をしていただくうちに夜もすっかり更けて、茅乃舎は艶やかな闇に包まれました。外はすっかり涼しくなり、肌寒さを感じるほど。湿度もあり、けして演奏しやすいとは言えない環境の中、美しいメロディを奏でていただきました。
皆様がお帰りになる頃、猪野の山の上に、みごとな満月が顔を出しました。
茅乃舎の屋根も猪野の山々も、美しく照らされていました。
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