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「美しい音楽とともに、手間ひまかけた食べ物をゆっくり楽しんでほしい」。そんな想いから生まれたスローなる夕べ。第十五回は、チェロ奏者の久井誠子さん、フルート奏者の中西久美さんをお迎えしました。お二人は、紫陽花を思わせる、鮮やかな白と紫の衣装で登場。軽やかなフルートの音色と深みのあるチェロの二重奏が、茅乃舎にここちよく流れました。クラシックの名曲から、民謡やビートルズ、「千の風になって」などのおなじみの曲にお客様もじっと聞き入り、ときには懐かしいメロディに思わず涙ぐむ、すばらしい演奏でした。
音楽の後のお食事は、テーブル席でじっくりと味わっていただきました。根菜スープ、十穀米などの定番に加え、今が旬の野菜を使った「茄子とトマトの冷製パスタ」「季節野菜のゼリー寄せ」など、目にも鮮やかな料理ばかり。素材がもつ美味しさを、十分にお楽しみいただきました。
外の闇に耳をすますと、小川が流れる音を背景に、虫たちが様々な音色で鳴いています。元気で大きな鳴き声、ささやくような鳴き声、小さな鈴のような音色・・・。姿は見えませんが、じっと聞いていると、自分がこれほどたくさんの命に囲まれていることに感動します。
夏は、多くの命が躍動する季節。畑の野菜も元気いっぱいに育っています。忙しい日常を離れ、茅乃舎の自然と食事のなかに「命」を味わいにいらっしゃいませんか。